円安の今は越境ECで儲けろ!

民主党政権のころの1ドル=80円の時代から、自民党政権の1ドル=120円の円安に一時的ではあるが動いた際、日本の製造業は息を吹き返した。輸出の伸びが製造業の売り上げを押し上げたのだ。反対に日本国内への輸入で潤っていた産業は時代の転換を象徴する様に利益が大きく縮小した。

円安は日本の産業構造を変える力がある。

この時の事をよく覚えている。円が安くなるという事は日本で作っている商品を海外の人が安く買えるわけであり、為替による特別割日が発生している様なものだ。しかも民主から自民への政権交代後のアベノミクスによる経済政策、そして黒田バズーカーと呼ばれる日銀による金融政策は急激な円安誘導を引き起こした。1ドル=80円から120円への変化は全商品35%オフというのと同じである。

この全商品が35%オフという景気観で外国人が日本に観光に来ているという象徴的なキーワードがある。それが爆買いである。爆買いは主に中国人観光客を指す日本での買い物の行動であるが、とにかくたくさん大量に一度に買う。中国人一人の日本での買い物予算は電化製品を中心に24万円前後との事で、その衝撃がわかるであろう。

実はリアルな購買行動だけでなく、ネットでの購買行動にも大きな変化が生じている。越境ECと言われる、日本のものを海外で売るサイトが活況の様だ。越境ECとは何かというと、日本の商品を海外のECサイトで現地の人向けに売るというビジネス形態を指す。なぜ今、越境ECが活発化というとまず、日本への観光にくる外国人が大きく増加し、日本文化、日本の商品、日本のサービスに触れる機会を得た。帰国後、彼らは如何に日本での経験が素晴らしかったをfb等のSNSを通じて宣伝する。そこで旅行は行かなくても、この商品だけは使ってみたいやこれだけは食べてみたいというニーズが大きく増えたのだ。

特にタイやマレーシアは今までのビザによる渡航制限が解除され、2週間であれば、タイ人やマレーシア人はビザなしで旅行に出かけることができる。従来、ASEAN地域の富裕層や中間層は日本へ来る機会が少なかった。これが渡航ビザ免除により一気に押しかけてくることなった。

今、越境ECでねらい目なのが、タイのバンコクとマレーシアのクアラルンプールであるという理由は上記の様な背景から来ている。是非、タイのバンコクとマレーシアのクアラルンプールで越境ECビジネスを開始する機会があれば挑戦してもらいたい。

最後にタイのバンコクとマレーシアのクアラルンプールで越境ECサイトの構築と販売を支援しているサイトのURLをお知らせする。

タイのバンコクとマレーシアのクアラルンプールで越境EC